第67回国民体育大会兼第39回東北総合体育大会県予選
天童市NDソフトスタジアム山形
(7月7日の主な結果)
【男子】
成年100m
第2位 原田隆弘(九里学園教諭)10秒67(追い風参考)
同400m
第1位 山木伝説 47秒66 大会新記録
同110mH
第1位 江口悠貴 14秒30 県高校新記録
第3位 竹田悠真 15秒82
【女子】
少年A400m
第5位 高橋さおり
同100mH
第2位 高山佳奈 15秒41
県選手権
【男子】
100m
第2位 原田隆弘 10秒67(追い風参考)
400m
第1位 山木伝説 47秒66
1500m
第3位 安部斗夢 3分56秒52
円盤投げ
第1位 金子尭宙(東北福祉大 九里学園卒)39m85
第2位 飯沢一希(山形TFC 九里学園卒) 38m73
ハンマー投げ
第6位 田中昇吾
【女子】
100m
第3位 石河遥香 12秒40(追い風参考)
400m
第6位 高橋さおり
1500m
第5位 高橋七海
100mH
第1位 吉田菜穂 14秒52(追い風参考)
第3位 高山佳奈 15秒41(追い風参考)
400mリレー
第3位 九里学園 49秒92
円盤投げ
第3位 丸山美都 35m09
《山形新聞より》
江口(九里学園)4年ぶり県高校新
陸上男子110mH
成年組振り切り、納得の14秒30
成年組を抑え、男子110mHの江口悠貴(九里学園高)が県の王者の座をつかんだ。スタートがぴたりと決まると得意の後半の加速もさえ、県高校新記録で大会新となる14秒30をマーク。「強い選手とのレースだったが、気持ちで向かっていけた」と納得の表情で語った。
先の東北高校選手権を14秒42の大会新で制すなど、着実に地力を増している。この日は、「いい感触をつかみつつある」というスタートで結果を出した。予選をトップの14秒57で通過すると、決勝でも、いつもは出遅れる1台目までに他の選手を捉える。中盤以降も鋭くハードルを攻めながら、軽快なリズムを刻んで加速。最後まで粘り強く走り、大学生らを振り切りトップでゴールに飛び込んだ。
全国高校総体など大きな大会に向け収穫の多いレースとなった。「調子も気持ちも上がっている。序盤の1~3台目で他の選手を圧倒できれば、13秒台も見えてくる」。自信をさらに深めていた。
男子400m 復調の山木(九里学園)栄冠
「江口先輩が(110mHで)県高校新を出していたので、いい流れに乗っていきたかった」。男子400mは江口と同じ九里学園高の山木伝説が46秒66で制した。後半もスピードが落ちない本来の走りを取り戻した。
昨夏の全国高校総体で47秒31の自己ベストをマークしたが、今季は4月下旬に左太ももを痛めた影響もあり、伸び悩んだ。先の東北高校選手権では序盤の加速を意識するあまり、後半伸ばせず3位に終わった。その反省を踏まえ、300m以降の粘りを意識して臨んだ決勝。低い前傾を保ちながらスタートし、中盤は前に出ず後半勝負へ。バックストレートでの成年勢と激しい競り合いを抜け出した。47秒66は少年男子の大会新でもある。「やっと47秒台が出た。いい走りが戻ってきた」確かな手応えを得ていた。