心配された天候も、まるで卒業生らを温かく祝福するかのように柔らかな日差しが式場に差し込んでいました。
今年度の多くの卒業生は３年前の東日本大震災時に卒業式を目前に控えた中学３年生でした。この地区でも大きな地震に遭遇し、その後しばらくは卒業や入学という人生の節目をゆっくりと噛み締める間もなく過ごしてきた生徒たちです。そんな境遇の中ではありましたが、この九里学園での高校生活は多くの出会いと友情を育み、大いに学んだ３年間だったことでしょう。
一緒に苦楽を共にした最高の仲間との思い出やお世話になった恩師の言葉を胸に、この日本の明るい未来を作り上げていく主役として大きくたくましく成長して欲しいと思います。
３年生諸君、卒業おめでとう！いつでも学校に顔を出しにきて下さいね。
保護者の皆様、本当にお世話になりました。