【1・3年生:令和2年10月15日(木)】グローカルβ 学校プロジェクト中間発表 


イベント詳細


プログレスコース1年生「食と健康プロジェクト」・「多文化共生プロジェクト」の中で、研究動議、本研究の目的と意識、リサーチクエスチョン、調査・実験方法、仮説などを資料にまとめ、発表のための準備を行ってきた。今回は中間発表として「食と健康プロジェクト」と「多文化共生プロジェクト」に分かれ、グループごとに研究テーマを発表した。

グループに分かれて、各グループの進捗を発表

3年生が発表を聞き、自分たちが研究してきた経験を踏まえて、質問や意見などを述べた。また、教員からも研究への鋭いアドバイスが飛び交った。

3年生から鋭い質問や意見が投げかけられる

 

【食と健康プロジェクト】

 

グループ① 研究テーマ「日本食の欧米化による私達への影響とは?」

本研究の目的と意義:日本食の伝統が失われていくことを防ぎ、自分たちが安心して健康な食生活を送るためにどのように改善すべきなのかを考えること。

リサーチクエスチョン:欧米化への影響

調査・実験:九里学園高校プログレスコース生徒と教員・米沢市役所へアンケート調査を行う。

仮説:ほとんどの人が日本(山形)の郷土料理が分からず、食の欧米化が進むことに抵抗をもたないことで、生活習慣病などにかかりやすくなり、また、日本文化が失われていくのではないか?

「食と健康プロジェクト」グループ①の発表

 

グループ② 研究テーマ「食とパフォーマンス向上の関係性について。」

本研究の目的と意義:体にいい食べ物や集中力にいい食べ物を食べることで、これからの試験や授業をしっかり受けられて学力向上に期待できると考えたから。

リサーチクエスチョン:体にいい食べ物は集中力にも効果があるのか。低GI食品は集中力が持続しやすい。

調査・実験:クラスの人に朝食べたもの記入してもらい、簡単なテスト(100マス計算)を受けてもらう。その集中力を5段階評価する。自分たちで体にいい食べ物、集中力にいいとされている食べ物を、朝実際に食べ、その後、測定する。(5段階評価で腹の減り、眠気、集中力をグラフでまとめる。)

仮説:体にいいとされる食べ物、集中力にいいとされている食べ物を食べた後の実験結果が、普段の食べ物を食べた際の実験結果よりも高い数値が出たら、体にいいとされている食べ物、集中力にいいとされている食べ物の効果を裏付けるものとしてこの調査の成功とする。

「食と健康プロジェクト」グループ②

 

グループ③ 研究テーマ「有機農法の認知度向上のために。」

本研究の目的と意義:有機農法へ興味を持つ人を増加させる方法を探ることで、米沢市と高畠町の認知度の差解消につなげることを本研究の目的とする。認知度の差を埋めることを目指して行われるため、有機農法の認知度向上の一助になるのではないか。

リサーチクエスチョン:地域によって、有機農法の認知の差があるのではないか。

調査・実験:米沢1中・高畠中・米沢市役所・高畠町役場にて、アンケート調査とインタビュー調査。

仮説:高畠町では、様々な活動を行っていて、たくさんの人が認知していると考えられる。しかし、米沢市では、ほとんど広まってないと考えられる。

「食と健康プロジェクト」グループ③の発表

 

【多文化共生プロジェクト】

 

グループ① 研究テーマ「在住外国人向けの交流の場所 ~情報伝達~」

本研究の目的と意義:私たちは米沢市に住む在住外国人と市民との繋がりがより広がることを目的とする。そのため、私たちは外国人との交流の場を設けようと考えた。

リサーチクエスチョン:1. 米沢市の在住外国人と市民との在り方はどういった形であるべきか。2. 繋がりを広げるために高校生の私たちにできることはあるか。3. 関心のない人にどのように情報を伝え巻き込むか。

調査・実験:山形大学の学生・留学生、国際交流員、在住外国人、Instagramでアンケートとインタビューを実施。

仮説:アンケート、及びインタビューを行うことで、米沢市の国際交流についての実態が浮き彫りになり、改善点が見つかる。

「多文化共生プロジェクト」グループ①の発表

 

グループ② 研究テーマ「ハラル料理を理解する」

本研究の目的と意義:自分たちで宗教の料理を作り試食して、調理方法やそれに至るまでの過程を体験し、異文化料理を自ら学び伝えることで地域の人に理解してもらうことを目的とし、地域の人に多様な文化の存在を理解してもらい、地域共生のファーストステップに繋がることをこの活動の意義とする。

リサーチクエスチョン:1. 宗教の違いからどのような問題が生まれるのか。2. 米沢でどの程度多文化理解が進んでいるのか把握する。

調査・実験:プログレスコース在籍者全員を対象にアンケートを実施する。

仮説:ハラル料理は知っているもののハラルレストランが身近にないため、ハラル料理への関心は低いと考えられる。地元のスーパーマーケット等では、ハラル料理で使用できる食材や調味料を買い入れることは難しく、ニーズに対応できていないと思われる。

「多文化共生プロジェクト」グループ②の発表

 

グループ③ 研究テーマ「外国人が住みよい町づくりのために(飲食店を調査対象)」

本研究の目的と意義:グローカルの授業で座談会や外国人との交流で多文化共生について学んだ。座談会で、九里学園に留学に来ている人や、米沢に住んでいる外国人に「米沢に住んでいて困ったことはありますか?」と質問したとき、ほとんどの方が言っていたことは飲食店での問題だった。そこで、外国人が飲食店で実際に困ったことを聞き自分たちの目で確かめたいと思った。

リサーチクエスチョン:米沢市にある飲食店での問題を実際に確かめる。

調査・実験:九里学園に留学しているフィリピンの生徒に協力してもらい、一緒に飲食店に行き、困っていることや改善点などを聞く。

仮説:全国チェーン店の方が比較的利用しやすいのではないか。

「多文化共生プロジェクト」グループ③の発表

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