【1・3年生:令和2年9月18日(金)・9月18日(金)・9月25日(金)】グローカルα 「気候変動」探究学習


イベント詳細


環境問題について探究学習を行った。まずは探究学習の進め方を説明。「問い・課題」については「気候変動」に設定し、そこから「情報収集」「整理・分析」「まとめ・表現」の4つのステップで学習を行うことを確認した。

共通テーマである「新聞記者になりきり、環境問題の実態を調査、まとめ、発表をする。どんな取り組みがなされているかについても調査する。」に沿って、グループごとに探究学習を進めていく。

松岡先生から「気候変動とは何か。」「気候変動が与える影響とは、具体的にどんなものか。」「どんな取り組みがなされているのか。」を、ツバルを例に挙げながら説明があり、探究のプロセスを具体的に確認した。

海面上昇による環境難民問題に直面するツバルの取り組みを学ぶ

気温上昇と食料供給の関係性を学び、気候問題の深刻さを知る

 

個人とグループで調査し、実際に自分たちがどんな政策や取り組みを提言することができるかを考える。9月11日・18日・25日の3回の授業の中で、グループごとに調査内容と提言をまとめて、10月2日(金)に全体に発表することを目指す。

グループごとに話し合い

グループごとに、調べ学習を行う

グループ内で発表内容を話し合う

図書館で文献を調べながら、リサーチを進める。

調べた内容を大判用紙にまとめ、発表準備を進める。

 

【気候変動が与える影響はどんなものがあるか。調べた内容】

  • 森林破壊・森林火災を引き起こしている。1990年~2015年までの25年に29億ヘクタールの森林が減少。森林伐採が地球に与える影響として、大気汚染、地球温暖化、生物の絶滅・減少、伝染病、食料不足などが挙げられる。
  • 地球温暖化により、過去100年で16cm海水面が上昇している。ツバルは13mの上昇でほぼ消滅する。日本では、1mの上昇で、砂浜の9割が失われてしまう。
  • 気温の上昇により、熱波の増加と降水量の減少で干ばつが発生する。水資源の確保ができなくなってしまう。
  • 大きな台風の発生によって、高潮や洪水の被害を受けている。発展途上国では特に被害が深刻である。家屋への被害だけでなく、洪水によって水源が汚染され、マラリヤなどの感染症も発生している。
  • 地球温暖化による平均気温の長期的な上昇とともに、大気中に含まれる水蒸気が増加する傾向があり、それが一つの要因となって近年の豪雨や、台風に伴う強雨となっている可能性がある。
  • 地球規模の気候変動に対処するために共に行動する「気候脆弱性フォーラムCVF」が発足している。そのような中で、2017年に発生したバングラディッシュの洪水では、国土の3分の1が浸水し、バングラディッシュだけでなく、インドやネパールも含めて1200人以上の死者を出すという甚大な被害を受けた。
  • 海洋酸性化、海面上昇、熱帯低気圧の発生、気温の変化により、食糧と水が不足することで安全保障にも影響を及ぼしており、これが紛争につながる可能性もある。
  • 気温が132年間に85℃上昇し、北極域の海氷面積が減少している。地球温暖化にはメリットとデメリットがあるが、その環境に適した生活をしていく必要がある。

【各グループでの発表内容】

グループ①          バングラディッシュの洪水被害

グループ②          フィリピンにおける気候変動の現状

グループ③          森林破壊について

グループ④          地球温暖化による、日本の農業への影響について

グループ⑤          ツバルの海面上昇

グループ⑥          日本の海面上昇

グループ⑦          地球温暖化の影響(水)とその政策

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