食と健康を考えるフィールド研修第2回目として、和法薬膳研究所の菊地良一さんの農園に行き、「ゲンキナ」の収穫体験を行った。青々と茂る「ゲンキナ」を収穫しながら、一枚の葉の厚みやみずみずしさを体感することができた。
また畑の土を足で踏みしめてみることで、有機農法の畑の土の柔らかを実感した。
その後、ゆうきの里さんさんに移動し、菊地さんの畑にまいている堆肥を実際に触れてみた。発酵中の堆肥は腸内環境と同じとのことで、堆肥の中に手を入れると、発酵熱を感じることができた。実際に堆肥に触れ、匂いを嗅ぎながら、畑の土の大切さや有機農法を行う大変さを知ることができた。
菊地さんからは、「体が元気になる食べ物とは」の講話をしていただき、ビタミンとミネラルの大切さ、食事によって運動や勉強のパフォーマンスが30%上がる、ということを学んだ。また「体の仕組みがわかる13の質問」をしながら、「体は何でできているか?」「体を動かしている物質は何か?」などの質問に答えていただき、自分たちの疑問を解決した。
昼食は、有機農法で育てられた「ゲンキナ」のスムージーやおひたし、深炒玄米五分付おにぎりとリーフレタスの味噌汁をいただいた。実際に収穫を体験した「ゲンキナ」や自分たちで握ったおにぎりは、格別においしかったようだ。
午後からは、2回のフィールドワークで学んだ事を振り返り、その関連性を考えながらグループ内で発表をまとめた。それぞれのグループの発表を聞き、質問をしながら、全員で意見の交換を行った。
【生徒からの感想】
・畑の土が柔らかくて驚いた。
・畑に虫がたくさんいた。
・「ゲンキナ」がみずみずしかった。
・「ゲンキナ」の葉が、普通の葉より厚かった。
・発酵している堆肥が温かくて、納豆や甘酒のような匂いがした。
・「ゲンキナ」おひたしが、ぬめりが出ていておいしかった。
・健康な食材を使った食事を食べて、パフォーマンスが上がる気がした。
[生徒の振り返りまとめ]
- ゲンキナはミネラルが豊富。
- ゲンキナの収穫は簡単だった。
- ゲンキナの生産者が少ない。
- 発酵中の堆肥は温度が高い。
- 堆肥は発酵中と後では、色や匂いが変わる。
- なぜ土がそれほど柔らかくなるのだろうか。
- 土は腸内環境と同じで、腸内細菌が多い人は免疫力が高い。
- 体温が5℃以下では、免疫力が低下する。
- ファイトケミカルは、野菜や果物に多く含まれている。
- ファイトケミカルは加熱して細胞壁を壊してから食べると吸収されやすい。
- 人間は酵素系生物。
- 食べるものが良いと集中力が高まる。
- 味噌や納豆を食べると腸内環境が良くなる。
- 食べるものによって人の体を変えることができる。
- マイナスエネルギーが少ない食べ物を食べることで持久力や集中力が上がる。
- 本当にパフォーマンスが上がるか試してみたい。
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