【1年生:令和2年7月1日(水)】第1回 食と健康プロジェクト フィールドワーク‐高畠町の歴史と文化・有機農法について知る体験学習


イベント詳細


食と健康を考えるフィールド研修第1回目として、まずは地域をする目的で高畠町での研修を行った。高畠町役場にて商工観光課深瀬課長からのご挨拶をいただいた後、旧高畠鐡道高畠駅舎、瓜石石庭公園、高畠町郷土資料館を見学した。

旧高畠鐡道高畠駅

石切り場と高畠石の歴史、旧高畠鐡道の役割などについて、社会教育課小林係長より説明をいただいた。高畠町にはかつて大きな製糸工場があり、たくさんの工員で賑わっていたこと。また栽培が盛んな果物を缶詰に加工して、鉄道で海外までも出荷していた歴史があり、それが今の地域産業にもつながっていることなどが分かった。土資料館では、館長から案内をしていただき、高畠町の歴史と文化を知ることができた。

瓜割石庭公園

高畠町資料館

その後「和楽茶の間」に移動し、有機農法で育てられたお米や野菜を使った昼食をいただいた。和法薬膳研究所の菊地良一さんが育てた「ゲンキナ」やお米を昼食で試食することができ、ミネラル豊富な土壌から育てられて健康食材であることが分かった。

高畠町「和楽茶の間」にて、地元でとれた有機野菜を使った郷土料理を試食

有機農法で育てられたお米や野菜の昼食

その後、菊地さんと高畠町商工観光課の鈴木祐介さんによるトークセッションを行った。菊地さんが長年有機農法に取り組まれており、そこで栽培されたミネラル豊富な食材を摂ることで、スポーツ選手のパフォーマンスが上がった。ビタミンやミネラル不足はマイナスエネルギーに陥るなど、食の大切さについて学ぶことができた。

菊地良一さんからの講話

トークセッションを真剣に聞く。

【生徒の感想のまとめ】

・高畠石でできた旧駅舎が珍しかった。

・瓜割石庭公園は歴史的な場所だが、最近では音楽フェスなども開催している。歴史的なものと現代的なものの組み合わせが面白い。

・高畠石がどのように使われたかが分かった。

・昼食はやさしい味がした。食べると、元気が出てきた感じがした。

・健康食なのにおいしかった。

・食を変えるとパフォーマンスが上がることを知った。

[生徒の振り返りまとめ]

発見したこと・感動したこと

  • どのように地元の資源を活用してきたかを学んだ。
  • 高畠の人たちが地元のために協力したことを知った。
  • 食べたものが直接体に関わっていることに気付いた。
  • 栄養が豊富な食べ物の重要性を知った。
  • スポーツは練習だけでなく、食も大事。
  • 持久力やパフォーマンスは食で解決できる。
  • 目標を持たなければ偶然は訪れない。目標を持つことが大事。

もっと知りたいこと・発展させたいと

  • 運動部なので、部活の前に何を食べたらパフォーマンスが上がるのか知りたい。。
  • 菊地さんが最初は化学農法を行っていたのが、有機農法に転換したきっかけを知りたい。
  • 良い土を作るまでに、何年かかったか。
  • なぜミネラルが多い食べ物ができるのか。
  • 毎日、どんな食べ物を食べたらいいのか。
  • いつもで高畠石が使われていたのか。
  • 地元にある当たり前の資源をどう生かすか。

九里学園高校の生徒、和楽茶の間のスタッフ、 高畠町商工観光課鈴木祐介氏、菊地農園の菊地良一氏

アーカイブ

PAGE TOP