御祝の言葉・誓いの言葉

御祝いの言葉

生徒会長 大友 椋太

例年にない大雪に見舞われ、街中にもまだ残雪の目立つ中、本格的な春の訪れが待ち遠しく感じられます。
新入生の皆さん、この度は御入学誠におめでとうございます。在校生を代表して御祝いの言葉を述べさせて頂きます。

皆さんも既に御存じかと思いますが、九里学園は今年で創立百十一周年を迎える、歴史と伝統のある学校です。「礼と議」、「協同和楽」の精神を校是として、一人ひとりの力や個性を発揮することを目標としています。また、それらを伸ばすため、様々な教育活動が行われています。

例えば.二年次からは自分で授業を選択し、進路に合わせ、一人ひとりが自主的に学習していくことが出来ます。六月には最初の授業選択を考えなければなりませんので、決して先の話ではありません。

また、授業以外にも、毎週土曜日には進学講座という、進学希望者を対象とした授業や、ユースフルスクールという、救急救命の講習や食育講座などを受けることが出来るカリキュラムがあります。普段の授業以外にもそういったカリキュラムに参加していくことで、自分が一生関わっていきたいと思う物が見つかるかもしれません。

また、部活動に参加することも、自らの個性を発揮するための一つの方法だと思います。九里学園には数多くの部活動や愛好会があります。以前からやってきた部活動を継続するのはもちろん、新しく何かにチャレンジすることも良いでしょう。意欲的に活動し、自らの身心を鍛え、多くの仲間を作っていって欲しいと思います。

私はこの九里学園に入学後、生徒会執行部に入りました。中学校では内向的な性格故に、人前に出るようなことは避けてきましたが、高校に入り、自分の力を試したい、今の自分を乗り越えたいと思い、生徒会執行部に入ることに決めました。現在は、生徒会長という職務に就き、理想とする自分を目指して努力しています。

さて、九里学園では様々な行事が、生徒会執行部をはじめ、ホームルーム運営委員会、文化祭、体育祭の実行委員会など、生徒自身による自治活動を中心に行われます。自分達で学校行事を運営することによって、計画し、行動する力を身につけ、やりがいや団結力を見いだすことが出来ます。

このような活動に精一杯取り組んでいると、高校での三年間は皆さんの思っている以上に速く過ぎ去ってしまいます。私自身も二年前は皆さんと同じ立場だったのですが、入学したのがつい最近のような気がします。だからこそ、三年後に後悔しないよう、自分の将来を決めるための基礎となる高校生活を大切に過ごしていって欲しいと思います。

これから高校生活を送っていく中で、不安や疑問、葛藤が生じることと思います。そのような時は、いつでも私達を頼って下さい。私達は先輩として全力で皆さんを支え、助けになります。どうか安心して素晴らしい高校生活となるよう、共に協力し、頑張っていきましょう。

最後になりますが、新入生の皆さんの今後の御活躍を祈念し、祝辞とさせて頂きます。

本日は誠におめでとうございます。

九里学園御祝の言葉・誓いの言葉
誓いの言葉

新入生代表 髙橋 遼也

例年以上の豪雪に見舞われ、厳しく長かった冬もようやく終わり、穏やかな日差しと共に春の訪れを感じるようになりました。

本日、私たち新入生194名は夢と希望を持って九里学園高等学校に入学させていただきました。九年間の義務教育を終えて、それぞれの中学校から旅立ち、今こうして同じスタートラインに立っている私たちは、これから始まる高校生活への期待と不安で胸がいっぱいです。

東日本大震災が起きた2011年3月11日から一年が過ぎました。被災地では少しずつ復興に向けて前向きに生活している方々の様子をテレビで見て、少し安心しました。しかし、あの、想像もできなかった巨大津波に飲み込まれ、今まで住んでいた町が瓦礫の山となり、そして更地になり、多くのものを失ってしまった被災地の方々のことを思うと、とても心が痛みます。そして、「自分はどんなに恵まれた環境にいるのだろう」と改めて考えることができました。「日常生活が普通にできること」を当たり前ではなく、「生きていられる事」にも感謝しなければいけないと強く思いました。

私は、九里学園高等学校に入学した今、がんばろうと思っている事があります。

一つ目は硬式野球部に入部し、監督・コーチ・先輩方のご指導のもと、甲子園出場を目指すことです。そのために、一つひとつの練習に集中して取り組み、また、先輩方のプレーを見て多くの事を吸収し、一日でも早くレギュラーに選ばれるよう努力したいと思います。

二つ目は将来の進路です。私は将来人の役に立つ職業に就きたいと考えています。その為に部活と勉強を両立させていきたいと思います。私は、中学校を卒業した時に校長先生から贈られた言葉が今も心に残っています。それは、「ダイヤモンドを削ったり磨いたりする時に、同じダイヤモンドでなければ駄目なように、人間社会の中で、人間が人間らしくなる為には、多くの人々と切瑳琢磨すること」という言葉でした。私はこれからの高校生活で色々な人と関わり、色々なことを経験し、心も身体も強く逞しく成長できるように努力していきたいと思います。

終わりに新入生を代表して、先生方、先輩方にお願いがあります。私たちは自分の選んだ道を歩み始めたばかりの未熟者です。これからの高校生活の中で楽しいこと嬉しいこともたくさんあると思いますが、一方で、悩んだり苦しくて前に進めなくなる事もあると思います。そんな時には、どうか私たちに良きアドバイスを下さい。私たち新入生は一日でも早く九里学園の一員として認めて頂けますようにがんばります。ご指導よろしくお願い致します。

最後に、私たちを十五年間育て支え続けてくれた家族に心より感謝して誓いの言葉と致します。

九里学園誓いの言葉
誓いの言葉

新入生代表 草野雅稀

今年の冬は記録的な大雪で、春の訪れを本当に待ち遠しいと思っていました。時は過ぎ、吾妻の山々の雪も溶け始め、少しずつ春のぬくもりを感じる季節となりました。

本日、私たちは九里学園高等学校の入学式を無事迎えることができ、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。

私が九里学園高等学校への進学を目指そうと考えた理由は、「学校のスローガン」と「学校の雰囲気」の二つです。

「自ら教養豊かで、高貴な存在としての人間を育てる。人と人との関係を大切にする。素晴らしい社会を築くため、実践力を身につける教育をする。」

このような願いを込めて創立された学校とお聞きしました。「礼と譲」、「協同和楽」の精神に基づき、先生も生徒も家族のように、明るく、楽しく、笑顔溢れる高校生活を送っていると感じていました。私たちもこの学校の一員として、充実した高校生活を送りたいと思っています。

私は、入学してからがんばりたいことが三つあります。

第一に勉強です。私は将来獣医になりたいと考えています。私たちがそれぞれの夢を叶えるためには、たくさんの知識を学ぶことが必要です。高校での勉強は、今までの義務教育とは違います。新しい科目も覚える内容も増えると思います。しかし、高校生になった私たちは「やらなければいけない」のではなく、私たち自らが「進んでやる」のです。日々の学習に一生懸命力を入れて行きたいと思います。

二番目は部活動です。私は中学校の時ソフトボール部に所属していました。高校でも引き続き同じ部で活動するつもりです。中学の部活ではソフトボールの楽しさと仲間の大切さを学びました。毎日の練習の積み重ねによって、できなかったことができるようになった喜び、試合での勝利の喜び、その他にもたくさんの喜びを感じることができました。その半面、練習や試合で上手くいかず辛いときもありました。そんな喜びも辛さも仲間と共に味わってきました。高校ではさらに高い目標を持って仲間と一緒に喜びも辛さも分かち合いたいと思います。顧問の先生やコーチの教えをしっつかり身につけ、厳しい練習も仲間と支え合いながら乗り越え、日々、「心・技・体」の向上に励みたいと思います。

三番目は日々の生活です。高校を卒業し社会に出たときには、社会人として身につけておくべきルールやマナーがあります。人間関係や礼儀もとても大切です。このことを意識して日々の生活を送って行きたいと思います。また、九里学園での生徒会活動や学園祭、体育祭、自主講座、受付実習など、たくさんの行事や活動を楽しみにしています。

最後に、私たち新入生は、一人ひとりが目標を持ち、何事にも感謝の気持ちを忘れず、伝統ある九里学園の一員として名に恥じない生活を送ることをお誓いし決意表明と致します。

  1. 九里学園任命式

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