今日の宇宙散歩講座は今年一番のメインイベントである皆既月食を九里学園高等学校屋上にて観測しました。
今回の皆既月食は、夕方から夜半前に全過程が観られる好条件で、さらに天候も快晴となり、絶好の観測条件となりました。
月の出から、皆既月食終了までの長時間にわたる観測となりました。
①半影月食が始まった状態で月が昇ってきました。
②左下の部分が黒くなり始め、部分月食が始まりました。
部分月食により月の3分の2ほどが地球の影に入ったところで、左下の方の黒い部分が徐々に赤みを帯びてきました。
そして、皆既月食となり暗い赤褐色の満月となりました。
1時間ほど皆既月食が続きましたが、少しずつ月の色合いが変化していく様子をビデオカメラで撮影して記録しました。
生徒たちは、寒さに凍えながら、望遠鏡で観測したり、携帯電話のカメラで撮影したり、スケッチをしたりしながら思う存分に皆既月食観測を楽しみました。
大変感動的で思い出深い時間を過ごすことができました。
今回の皆既月食の時の月の色が暗い赤色であったことから、地球大気が汚染されていることがわかります。
火山噴火などの自然現象による影響も考えられますが、私たち人間があたりまえのように暮らしている地球という星は、かけがえのない美しい星なのに人間が環境を悪くしてしまっています。
これを機に、人間だけではなく地球全体の未来を考えて行動していかなければならないと強く感じました。
※月の拡大写真は、望遠鏡に携帯カメラを近づけて撮影したものを縦置きにしていますので肉眼で見える方向とは違うように写っています。
皆既月食 2014.10.8 【九里学園高等学校 髙橋元樹】
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