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グローカル・ラーニング2016のまとめ

科目名:グローカル基礎

参加者:プログレスコース1年生11名・2年生12名・3年生7名

ファシリテーター:鈴木 精 教諭

場所:共用A教室

 

平成28年4月28日(木)キ

5時間目 ガイダンス

地球的課題と地域的課題にはつながりがあり、それらをWS、FWを通して学習していくことを確認した。年間の計画に沿って進めて行き、12月の成果発表を一つのゴールとして、各自が設定した課題について、調査・分析・考察を行うことも確認した。

 

6時間目 地球市民ワークショップ

地球市民という言葉から連想されることは何か?地球市民とはどんな人か?についての考えを個人、そしてグループごとにまとめた。次に、OxfamによるGlobal Citizenについての定義を確認した。

 

自分は地球市民だと考えるか? はい:6人/30人

 

次に、何をすれば地球市民になれるのか、地球市民になるために自分は何をしなければならないかを考えた。

 

 

 

平成28年5月19日(木)キ

今日は貧困がテーマです。

 

日本の貧困状態にある人を扱ったストーリーを読んだあと、以下の問いを生徒に投げかけます。

 

ー己責任:努力しなかった自分が悪い ということについて、どう思うか。

・そのとおりだと思う。

・他にも理由がある?

・今からでも少しでも変えることができる。

・事情があったかもしれない。そこまで責める必要はない。

・小学校から貧困状態なのは、親、環境、先生が悪い。

自己責任だと思う人数20人/26人中

 

△覆鵑膿討もっとしっかりやらないのか! についてどう思うか。

・母を支えたい→父がいない?親は悪くない。

・すごく良い親。優しい人になりそう。

・少しでも努力は必要。

・子どもの本当の気持ちではない。無理している。

・もっと事情を知ってからツイートして欲しい。

 

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・Aさんは95%親の責任。親はなぜ子供を産んだ?

・メディアの情報だけでツイートするのはおかしい。

・Aさんの努力も足りない。

・普通の人と同じように考えるのはおかしい。

 

て本では6人に1人が貧困、経済格差→教育格差につながっている。例えば、学校外教育→映画、旅行(レジャー)に行くことができない、等です。

 

貧困と学力格差について学び、親の収入と子供の学力、親の学力と子供の学力の関係を学びました。

 

最後に、授業を受けて考えたことを400字で書きました。

 

 

平成28年6月2日(木)キ

今日は、前回の復習から入りました。貧困の解決には教育が必要であるという前回の結論を確認しました。

 

次に、「豊かさ」について考えました。

 

豊かさと聞いて思い浮かべることは?

水が豊か

トイレ(設備)

1日3回、腹いっぱいに食べられる

服に困らない

学校に通える

娯楽がある

街がきれい

家がある

交通機関が整っている

 

食べ物がどのように豊富なのか?

・余っている ・フードロスがある ・魚や肉 ・ラーメンやパスタ ・チョコレートやアイス

・コーヒー  ⇒安く買える

その他

先進国と私たちの家の違いは何か?→水道やガスがある

スマホは新しいものがでると欲しくなる

 

以上は、物質的に豊かであると言える。その豊かさはどのようにして成立しているか?

・親が働いている ・資源のために働いている人がいる ・外国からの資源がある

・サービスの提供がある ⇒大量に、安く 作れているから

 

コーヒーショップの例

1杯330円のコーヒーのうち 90%がコーヒー会社に 7%が中間業者に 3%が生産者に

 

次に、ガーナのカカオ生産者を訪問し、カカオ農家の現状を映したVTRを見ました。VTRに登場した日本人は、農家のあまりの貧しさに驚きと同情の意を見せます。そして、カカオ農家の子供たちがチョコレートを食べたことが今までに1度もなく、彼らに手持ちのチョコレートひとかけらをあげるかどうか悩みます。

 

ここが今日のグループ活動のスタートです。グループで議論しながら「あげる」「あげない」を決めていきます。各グループでの結論を、理由を含めて発表していきました。

 

チョコレートを農家の子供にあげる

・自分たちの作ったカカオがどのような製品になっているのかを知らせたい

・人間の良心から考えて、単純にあげたい

チョコレートを農家の子供にあげない

・自慢しているように感じる

・単なる慈善活動に感じる

・1回あげると、もう2度と食べられないかもしれないと思ってしまう

・なんで私たちは食べられないのか、と思ってしまう

 

注意しなければならないのは、日本人側からの一方的な目線からで考えてはいないか、「かわいそう」という日本人側からのエゴで見てはいないか、ということである。一方で、「知らない方がいいこと」もあるのではないか。

 

次に、スマートフォンを含む電子機器を作るために必要な金、タンタル、チタン、鈴、銅などはアフリカ大陸から来ており、私たちが電子機器を欲しがれば欲しがるほど、現地では紛争や略奪行為が起こるという動画を見ました。それらの紛争や略奪という苦しみの上に、私たちの豊かさは成り立っているのです。

 

最後に、カカオ農園の子供たちにできることを、グループで議論しながらダイヤモンドランキングしていきました。そして、各グループが理由も含めて自分たちの決めたランキングを発表しました。

グループH:知ることが大事

グループA:大量に買っても、生産者にはそれほどたくさんのお金が届かないかもしれないから

グループH:個人でできることとして、知らないと何もできないから、仲間を増やして外に広げていくことが大切なのではないか

グループHBC:その国のことが分かれば、何が必要なのかが分かるから

グループHCI:現状を知らないと支援ができない

グループGEH:自分たちにできるのはGであり、フェアトレードであるG  新しい技術をいれることでその国の経済が変わるのでは?モノカルチャーからの脱出がE

 

どの会社のチョコレートを買うか、各社のCRSを確認し、より社会貢献している会社から買うようにすれば、少しでもこの問題の解決に貢献できるのではないかというまとめとなりました。

 

 

平成28年7月14日(木)キ

地域について考える   講師:市役所 総合政策所 相田隆行さん

 

公務員とは幸夢員である。市民、県民が幸せに、夢のある生活を送って欲しいからである。また、違った視点を持った変人が、世界を変え、地域を変える。変わっていることは、悪いことではない。変化を楽しむ。色々な要素があるのに、どうしても日本人、米沢人としてひとくくりにされてしまう。一番近くにいる人、一番近い地域のことを、きちんと理解することが大切である。

 

「米沢」と書かれたハッピを着て県外にでると、色んな人から声をかけてくれる。一番のPRになる。外国人にPRできた時もあった。

 

公務員が行う地域活動には制限がある。なぜならば、全員に平等に行わなければならないからである。それも大事であるが、個人でできること、仲間でできることも大切にして欲しい。

 

【今、問題になっていること】

・人口減少

・超高齢化社会

・貧困

・過疎、過密

 

地域によって異なる将来人口動向

少子高齢化はいくつかの段階があり、都市部と地方で問題が違ってくる。地方の方が1段先を行っている。高齢者の数は変動はないが、若者は減少するので、高齢化率は上がっていく。地方の少子化問題は、若者が減るからである。都会では物価や学費が高いので、晩婚化が進む。都会と地方の問題は、質的に異なる。

 

雪が大変だ、電車などの公共交通機関が不便である。しかし、不便な米沢はダメなのか。

 

都内で移住フェアを開催すると、米沢に移住したり、帰りたいと思っている人は多い。

都会の若い人が興味を持てる仕事が地方には少ないのがネックである。物価や不動産が安いので、生活の質自体は変わらない。都会の人からすると、除雪や畑仕事は「オシャレ」と言われることがある。地方では、静かな、穏やかな暮らしができる。

 

山形県は待機児童率0%、3世代同居率全国1位、夫婦共稼ぎ率全国1位 であり、その数値を東京都と比較すると、大きな開きがある。

 

人口減少して、良いことはないか?高齢化社会で、良いことはないか?例えば、過疎が進んだ地域に、都会の高齢者が移住すればいいのでは?地方に高齢者が増えれば、介護等の雇用は生まれる。⇒モノゴトを多角的に見て、問題を解決していく必要がある。

 

【地域に飛び出して、問題発見・解決の事例】

行政と大学生の新しい協働イベント 秋祭り

このイベントをやりながら、問題を発見して、解決していくことで、ネットワークが広がり、バラバラの点(行政、企業、農家、学生など)が線になっていく。百考は一行に如かず。

 

「これをもっと良くしたら、もっと面白いよね。」という観点から、地域のことを一生懸命考えてる人が集まれば、地域課題が夢になる。地域課題が地域の魅力になる。それに気づかせてくれるのが、地域外の人や外国人である。

 

3点の輪

 

自分らしさが相手を変えるきっかけとなる。

 

平成28年9月8日(木)

世界の食糧事情

 

FAO、WFP、IFADという団体があることを学びました。

 

【食の安全保障】

物理的、経済的に十分な食料にアクセスすることができること。(世界銀行、FAO)

現在、中国は人口の増加により安全保障が崩れている。

 

【現状】世界には8億人の栄養失調者がいる。飢餓人口は8人に1人である。飢餓が原因で1日当たり4〜5万人にのぼり、そのうちの7割が子どもである。穀物の生産量は24億トンであり、世界中の人が生きていくのに必要な量の2倍である。

 

【なぜ飢餓が生まれるのか】

量的には飢餓が生まれないのに、なぜ生まれるのか。先進国の飽食、肉食、食べ残し、無駄な廃棄処分等が原因である。

・世界の総人口のたった2割の人々が、世界の食料の半分以上を消費している。

・先進国では穀物の6割(約4億トン)が家畜のえさになっている。

・日本人の食べるマグロも大きな影響を与えている。

・食べ残し、賞味期限切れで全食料の26%を捨てている。

 

日本の廃棄食料=1800万トン=途上国の5000万人の食料

日本の食料輸入量5500万トン⇒輸入した1/3を捨てている

世界の食料援助総量470万トン

 

【無駄な廃棄処分】

途上国:非効率な収穫、不十分なインフラ、貯蔵の不備など生産段階で廃棄

先進国:販売上の規格にあわない

 

【フードロス】

廃棄量、飢餓を救える量、捨てられる食料のための農地、捨てられる食糧による経済損失

 

【2050年の食料】

人口増加⇒90億人、生活の向上(中進国、途上国)、肉の消費量9倍

減少する供給

農地の減少・劣化 工業化 都会化、土地の酷使、水不足、地球環境問題、バイオ燃料の拡大(カーボンニュートラル)

 

遺伝子組み換え作物 大量に生産できる 

 

 

平成28年9月14日(水)キ

グローバル・タレント塾

講師:盒彊鈩沙瓠文JICA専門家)

 

・海外で働くということ

仕事はライフワークになるようなものを選ぶと良い。海外で働くためにはどうすれば良いかというと、日本でニーズのあることを考え、それに対する実力や実績、意欲を持って行えば、仕事となっていく。日本でニーズがあるものは、海外でもニーズがある。海外にでると、日本のことについてたくさん聞かれるが、答えられない自分がいた。もっと日本のことを知りたいと思うようになった。

 

・多様性とは何か。

自分は他の人と違うということを認め合うことが大前提であるあるが、違っていることに対して、自分はどうなのか、自分はどう思うのか、みんなはどう思うのか、等を考えていくのが大事である。

 

・国連やJICAなどの国際公務員は、勤務した場所に根をおろして生活する人も多いが、日本人は日本に戻る人が多い。そういう意味で、日本人は「シャケ」であると喩えていた。

 

平成28年9月27日(火)キ

食料をめぐる問題点を整理しました。

 

1)食糧の需要増大

事項増加 経済成長に伴う食生活の変化(肉食→飼料の需要)

バイオ燃料の需要(トウモロコシの需要6倍に)

 

2)フードロス 

廃棄食糧 食べ残し

 

3)偏在する食糧

食糧過剰の先進国⇔食糧不足の途上国

先進国:世界人口の15%=世界全穀物の30%を消費

途上国:  〃  78%   〃   60% 〃

途上国は飢餓人口8億7000万人 先進国は太りすぎと肥満

 

4)不安定な供給量

農地の減少・劣化(工業化・砂漠化・都会化)

気候変動(異常気象・温暖化)

家畜伝染病

 

食をめぐる多様な問題

バイオ燃料と飼料用穀物の需要増大

・バイオ燃料は環境にいい

・トウモロコシ生産量急増

アメリカでの需要はエタノール・飼料用30% 消費量増加に供給が追い付かず、在庫率が低下

 

バイオ燃料や飼料による需要増大がもたらすものは

価格高騰

途上国は購入できない(飢餓と格差の拡大)

途上国でのバイオ燃料としての穀物生産(外貨獲得のため)

 

先進国の食をめぐる問題

肥満(特に子供)

太りやすい食品の氾濫

パーム油の需要が高まるが…

大豆やトウモロコシ原料の油も?

貧困=肥満という矛盾

高カロリー・低栄養の食品ほど安価

(野菜1個>ハンバーガー2個)

フードデザート(食の砂漠)←生鮮食品店の貧困地区からの撤退

 

私たちの食生活と世界の人々の食生活

日本の食料自給率 カロリーベースで39%

食料の確保を輸入に頼っている

気候変動 干ばつ 紛争 輸出規制→日本での食糧不足

         〃           →外交の場での交渉が不利

 

国産品との価格競争→生産国の低賃金労働、大量仕入れ大量廃棄、国内食糧生産減少→ありがたみがなくなる

 

長距離の食糧輸送

→CO2、農薬の違い、ポストハーベスト農薬→収穫後農薬

 

TPPに参加すると…

(貿易障害を撤廃)

 

日本の米はどうなる? 関税778%

 

影響

農家の減少 生産額3兆減 自給率27%

安全面 農薬に対する規制緩和 狂牛病への相違 牛肉関税率78%→38%

 

米沢は…

地産地消が消滅 コンビニ・大型スーパーの地域参入により加工品、輸入品がならび、地域に根差した商店の消滅

農業従事者は?郷土料理を輸入食材で?

 

大丈夫!

日本の輸出産業の業績が伸びて経済は活気づくから、所得も増えて、高い日本のお米も買える!?

 

食糧問題について1つのテーマを決め、自分の意見をまとめなさい。

 

 

平成28年10月6日(木) キ

グローカル基礎 食糧問題

 

全世界の人々に食料を行き渡らせるには?

その解決策の1つが遺伝子組み換え作物(GM)

 

GMのメリット

・害虫、細菌・ウイルスに強い・農薬に強い・栄養分を多く含む

 

GMのデメリット

〃鮃への影響

 細菌を使って遺伝子を組み込む

 ⇒今まで働いていなかった遺伝子が、有毒物質をつくらないか?ラットが癌になる確率が高くなるという報告もある

     ※但し信憑性は低い。論文は取り下げられている。

 

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 在来種への影響

 

社会的問題

 インドのワタ農家の自殺問題

 

アフリカの人達が飢餓で苦しんでいることを想像できているか?

肉食を辞められるか? ⇒ 辞められない ⇒ でも飢餓を救いたい ⇒ 大量生産 ⇒ GMを奨励すべき?

 

 

バイオエタノールについて(温暖化対策)

 

メリット:安定供給、再生可能エネルギー

 

バイオ燃料が環境に優しいはウソ?

・生産、輸送の段階で石油が使用されている

・アマゾンの大量伐採

 

 

次に、それぞれの国の食事の写真を見ました。

 

アメリカの1週間分の食料

 メリット:満足できる

 デメリット:高カロリー、偏った栄養、フードロス、ゴミ(包装)、

       資源のロス(エネルギー)、安全性がない(添加物過多)

       肉食(食糧問題)

 

南米のある国、アフリカのセネガル

 メリット :自給⇒安全、ゴミが少ない、フードロスがない、環境に優しい

 デメリット:偏った栄養、不衛生、

       環境の影響を受けやすい(気候変動で作物が育たないかもしれない)

 

2050年の食をどうしますか?(どう担保する?) ⇒グループで話し合い

<考え方の視点>

 食生活、ライフスタイル、オルタナティブな食材、技術、バイオ燃料

 

<意見>

・森林伐採をしない

・温暖化によってつくることができる作物が変わってきている ⇒二期作、二毛作を積極的に取り入れる

 

・必要な分だけ食べる。余る予定だった食材を途上国へまわす ⇒どうやって?

 

・一人当たりの食物消費量を法律で定める ⇒現実的ではない

・昆虫食を推奨する

 

・人口を減らす

・人口に合わせた輸入量の制限

・フェアトレードを推奨する

・先進国で余ったものを保存して途上国に送る

・肉食を減らす ⇒どうやって?

・海を埋め立てて作物を育てる

 

・水耕栽培 (技術者が必要)コストが高くなる

・肉食のコストを高くする

 

・ファーストフード点の無駄を減らす ⇒どうやって?

・和食を推奨する 肉より魚 地産地消

 

 

課題 来週金曜まで

2050年の食をどうしますか?(どう担保する?)をタイトルに小論文を書いてくる

 

 

平成28年12月8日(木)キ

模擬国連にむけて 食糧をめぐる問題点

 

食糧の需要サイド

肉食消費

バイオ燃料

偏在する食料 フードロスの問題も含む

供給サイド

 

土地と水資源 水の惑星

遺伝子組み換え作物

 

水問題

地下水 ダム 灌漑 浄水技術 ⇒浄水技術

 

土地(農地)問題

国土が小さい(日本・韓国・ルワンダ)

農業に不適な土地(サウジ、クウェート)

土地や水資源が豊富だが、投資が不十分 未開拓

 

土地争奪(新植民地主義)

海外で土地を購入し、栽培した作物を逆輸入する

開拓されていない土地・水資源を有効利用できる

生産性の低い国は農業投機増やし、利益が還元される

農民に不利益な契約(農地を奪われる)

先進国による非持続的な農業による土壌や水資源の劣化

 

模擬国連に向けて

・国益を守ること と 反対の概念である国際益 を考える

2017.02.13:[先生のつぶやき]

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